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8ビートとは?初心者でもすぐ分かる定番リズムの正体【演奏が一気に楽しくなる入門講座】
楽器を始めたばかりの頃、「この曲、なんだかノリがいいな」と感じたことはありませんか?実はその正体、多くの場合が8ビートです。8ビートは、音楽初心者が最初に出会うと言ってもいいほど身近なリズム。この記事では、楽器を実際に演奏する初心者の方に向けて、「8ビートって結局なに?」をとことん分かりやすく解説していきます。
8ビートってどんなリズム?ざっくり言うとこうです
8ビートを一言で言うなら、「一定のリズムで刻み続ける、安定感のあるノリ」です。難しいことは抜きにして、足でトントンしながら「タタタタ」と数えやすいのが特徴です。
ポップスやロック、アニメソングやCMの曲まで、実は身の回りの音楽の多くが8ビートでできています。知らないうちに耳も体も慣れているので、初心者でも取り組みやすいのです。
【体験談】8ビートを知らずに挫折しかけた初心者時代
ここで少し、私自身の黒歴史をお話しします。楽器を始めたばかりの頃、私はとにかく「音」ばかり気にしていました。ドレミは合っているのに、なぜか合奏になるとズレる。周りからは「走ってるよ」と言われる始末。
当時の私は「走る?マラソン?」という状態。原因は単純で、8ビートの流れを体で感じていなかったのです。リズムを意識せず、勢いだけで弾いていた結果、見事にバラバラ。今思えば笑い話ですが、当時は本気で向いていないと思いかけました。
8ビートが初心者におすすめな理由
8ビートが初心者にぴったりな理由は、とてもシンプルです。
- リズムが均等で迷いにくい
- テンポが安定しやすい
- 多くの曲に応用できる
特に「均等」というのがポイントで、リズム感に自信がなくても、一定の間隔を保ちやすいのです。私も8ビートを意識するようになってから、「あ、曲っぽくなった!」と感じる瞬間が一気に増えました。
8ビートは「歩く感覚」で覚えると失敗しない
8ビートを難しく考える必要はありません。おすすめなのは、歩く感覚で捉えることです。左右、左右と一定のテンポで歩くイメージ。そこに音を乗せるだけで、自然と安定します。
私は練習中、部屋の中を無意味に歩きながらリズムを口で言っていました。家族に見られたときの気まずさは今でも忘れませんが、そのおかげでリズムはしっかり身につきました。
8ビートを意識するだけで演奏はここまで変わる
8ビートを理解すると、演奏の何が変わるのか。それは安心感です。自分の中に「戻ってくる場所」ができるので、多少ミスしても立て直せます。
以前の私は、一音ミスしただけでパニックになっていました。しかし8ビートを体に入れてからは、「まあ次で戻ればいいか」と余裕が生まれました。この余裕こそが、演奏を楽しむ最大のコツだと感じています。
まとめ:8ビートは音楽の「地面」みたいな存在
8ビートは派手ではありませんが、音楽を支える大事な土台です。地面がしっかりしていれば、どんな音ものびのび鳴らせます。初心者のうちは、まず8ビートに慣れること。それだけで、演奏は驚くほど安定します。
もし今、「リズムが不安」「合っている気がしない」と感じているなら、ぜひ8ビートに立ち返ってみてください。きっと、音楽が今よりずっと楽しくなりますよ。