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【初心者向け】アレンジでコードが変わる理由とは?原曲と違っていい音楽の考え方をやさしく解説
音楽を実際に演奏し始めたばかりの初心者の方から、こんな声をよく聞きます。
「原曲とコードが違うんですけど、これって間違いですか?」
「楽譜によってコードが違うのが怖いです」
「アレンジって、勝手に変えていいものなんですか?」
この記事では、「アレンジでコードが変わる理由」にフォーカスして、音楽初心者の方でも安心できるように、できるだけ専門用語を使わず、やさしく、そして少し面白おかしく解説していきます。
私自身、楽器を始めたばかりの頃に同じことで何度も頭を抱えました。その体験談も交えながら、「あ、そういうことか」と思ってもらえる内容を目指します。
初心者が戸惑う「原曲と違うコード問題」
まず、初心者が必ず一度はぶつかる壁があります。それが、「原曲と違うコードが書いてある」問題です。
私が初めてこれに直面したのは、楽器を始めて3ヶ月ほど経った頃でした。ある有名な曲を練習しようと、ネットでコード譜を探して印刷しました。ワクワクしながら弾き始めたのですが、どうもCDで聴いていた雰囲気と違うのです。
「あれ?この曲、こんな感じだっけ?」
気になって別のサイトのコード譜を見てみると、なんとコードが違うではありませんか。私は一瞬フリーズしました。
「え?どれが正解なの?」
「もしかして、今まで覚えたコード全部間違ってた?」
「もう音楽向いてないかもしれない…」
今思えば笑い話ですが、そのときは本気で落ち込みました。初心者にとって「正解が一つじゃない」という事実は、かなりの衝撃なのです。
そもそもアレンジって何をしているの?
「アレンジ」という言葉を聞くと、なんだか難しそうに感じますよね。でも、実はとてもシンプルです。
アレンジとは、曲の雰囲気を少し変えて演奏することです。
例えるなら、同じカレーでも、家によって味が違うのと似ています。材料は同じでも、甘口にしたり、辛口にしたり、隠し味を入れたりしますよね。それと同じで、曲も演奏する人によって少しずつ変わるのです。
コードを変えるアレンジは、その「味付け」を変えているだけなのです。
アレンジでコードが変わる一番の理由
アレンジでコードが変わる一番の理由は、「演奏しやすくするため」です。
これは初心者の方ほど知っておいてほしいポイントです。
私の体験談を一つお話しします。最初に組んだバンドで、ある曲を演奏することになりました。原曲通りのコードだと、どうしても指が追いつかない部分がありました。
練習中、私は必死の形相で指をつりそうにしながら弾いていました。すると、経験者のメンバーがこう言ったのです。
「そこ、コード変えていいよ。雰囲気出てるし」
私は耳を疑いました。
「え?変えていいんですか?」
「原曲と違うんですけど…」
するとその人は笑いながら、
「聴いてる人、そこまで細かく知らないから大丈夫」
この一言で、肩の力がストンと抜けました。コードは、音楽を伝えるための道具であって、縛るルールではなかったのです。
楽器や人数によってコードは変わる
アレンジでコードが変わる理由として、使う楽器や演奏人数も大きく関係しています。
例えば、バンドで演奏する場合と、ギター一本で弾き語りする場合では、同じコードを使うと音がスカスカになったり、逆にゴチャゴチャしたりします。
私も弾き語りを始めたばかりの頃、「バンド版のコード譜」をそのまま使っていました。その結果、音が多すぎて歌に集中できず、途中で歌詞を忘れるという悲劇が何度も起きました。
そこでコードをシンプルに変えてみたところ、歌いやすさが一気にアップしました。「コードを減らす=手抜き」だと思っていた私は、このとき初めて「整理することもアレンジなんだ」と気づいたのです。
雰囲気を変えるためにコードを変えることもある
アレンジでは、曲の雰囲気を少し変えたいという理由でコードが変わることもあります。
同じ曲でも、しっとり演奏したい日もあれば、明るく元気に演奏したい日もありますよね。そのとき、コードを少し変えるだけで、驚くほど印象が変わります。
私がそれを実感したのは、同じ曲を朝と夜で練習していたときでした。朝は元気いっぱいに弾いていたのに、夜になると疲れて自然と落ち着いた音になっていました。
「あれ?同じ曲なのに全然違う」
その違いを作っていたのが、無意識に選んでいたコードの変化だったのです。
初心者が知っておくと安心できる考え方
ここで、初心者の方にぜひ覚えておいてほしい考え方があります。
コードは「正解」ではなく「選択肢」です。
私も最初は「正しいコードを弾かなきゃ」と必死でした。でも、音楽を続けていくうちに、コードは会話の言葉みたいなものだと感じるようになりました。
同じ気持ちを伝えるのに、「ありがとう」もあれば「感謝してます」もありますよね。どちらも間違いではありません。音楽も同じです。
アレンジでコードが変わっても怖がらなくていい
アレンジでコードが変わるのは、音楽が生きている証拠です。
もし今、「原曲と違うコードが不安」と感じているなら、それは真剣に音楽と向き合っている証拠でもあります。私も同じ道を通ってきました。
最初は怖くても、少しずつ慣れていくと、「今日はこのコードでいこうかな」と考えるのが楽しくなってきます。
まとめ:コードが変わる理由を知ると音楽が楽しくなる
アレンジでコードが変わる理由は、決して難しいものではありません。
- 演奏しやすくするため
- 楽器や人数に合わせるため
- 雰囲気を変えるため
これを知るだけで、「原曲と違う=間違い」という考えから解放されます。
私自身、コードに縛られていた頃よりも、今のほうが圧倒的に音楽が楽しいです。初心者の方こそ、アレンジの自由さを少しずつ味わってみてください。
音楽は、楽しんだ人の勝ちです。