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【初心者向け】イヤートレーニング入門|楽器演奏が驚くほど上達する“耳の鍛え方”をやさしく解説
「楽器の練習をしているのに、なかなか上手くならない」
「音程がズレている気がするけど、自分ではよく分からない」
「楽譜どおり弾いているのに、なぜか上手い人みたいに聞こえない」
音楽を始めたばかりの頃、私はずっとこんな悩みを抱えていました。
指は一生懸命動かしているのに、演奏が“それっぽく”ならないのです。
原因は後から分かりました。
耳が育っていなかったのです。
今回は、楽器初心者の方に向けて、
イヤートレーニング(耳のトレーニング)の超入門を分かりやすく解説します。
- 専門用語ほぼなし
- 今日からできる練習法
- 筆者の失敗だらけの実体験つき
「音楽センスがない」と思っていた私でも変われました。
耳が変わると、演奏は本当に変わります。
イヤートレーニングとは?簡単に言うと「音を聞き分ける力」です
イヤートレーニングとは、簡単に言うと
「音の違いを聞いて分かるようにする練習」
です。
・音が高いか低いか
・音程が合っているかズレているか
・どんな響きが心地いいか
・メロディーを聞いてすぐマネできるか
こういった“耳の力”を育てるトレーニングです。
スポーツで例えるなら、
ボールを見る力みたいなものです。
どれだけバットを振る練習をしても、
ボールがよく見えていなければ当たりません。
音楽も同じで、
どれだけ指の練習をしても、
音を正しく聞けていないと上達が遅いのです。
【体験談】私は“音痴じゃないのに音程がズレる人”でした
昔の私は、自分では音痴だと思っていませんでした。
カラオケも普通に歌えるし、
音楽の授業も苦手ではなかったからです。
ところが、いざ楽器を始めると問題発生。
チューナーを見ると、音程が毎回ズレている。
しかも、
「今の音、絶対合ってるでしょ」
と思って吹いた音ほど、見事にズレるのです。
機械は無慈悲です。
緑色に光ってくれません。
「え、なんで?」
「さっきより上手く吹けたのに?」
完全に混乱しました。
そこで気づいたのです。
私は“正しい音”を知らなかった。
正解の音が耳に入っていないから、
ズレていても気づけなかったのです。
これがイヤートレーニングを始めるきっかけでした。
イヤートレーニングを始めて起きた3つの変化
① 音程のズレに自分で気づけるようになった
いちばん大きな変化はこれです。
以前は、
「合ってる気がする」
という“気分判定”でした。
今は、
「ちょっと高いな」
「少し下がってるな」
と自分の耳で分かります。
先生に指摘される前に直せるので、
練習の効率が一気に上がりました。
② 上手い人の演奏の“違い”が分かるようになった
昔は、プロの演奏を聴いても
「なんか上手い」
としか思えませんでした。
今は違います。
・音の伸びがきれい
・響きが安定している
・音のつながりがなめらか
こうした違いが分かるようになります。
つまり、上達のヒントが拾えるようになります。
③ 耳コピができるようになった
これは本当に嬉しかったです。
好きな曲を聴いて、
「この音かな?」
と探りながら弾けるようになりました。
楽譜がなくても音楽を楽しめるようになります。
初心者向け|今日からできるイヤートレーニング3選
① 同じ音をマネする練習
いちばん簡単で効果的です。
流れ
- スマホのピアノアプリなどで音を鳴らす
- その音を声や楽器でマネする
- ズレていないか確認する
これだけです。
最初は全然合いません。
びっくりするくらい合いません。
私は最初、
「ド」を出したつもりが、
なぜか「どこか遠い音」になっていました。
でも大丈夫です。
耳は少しずつ育ちます。
② 高い・低いを聞き分ける練習
音が2つ鳴ったとき、
「どっちが高いか」
を当てる練習です。
家族や友人に協力してもらってもOKです。
ゲーム感覚でできます。
私は子どもに出題してもらいました。
しかし問題発生。
子どもが適当に鳴らすので、
出題者本人も正解が分からないのです。
我が家はしばらく、
“正解が存在しないクイズ番組”状態でした。
それでも楽しく続けられたのが良かったです。
③ メロディーを口ずさむ練習
流れてきた曲を、
ハミングでマネする練習です。
音の動きを耳で追う力が育ちます。
ポイントは、
上手く歌おうとしないこと
です。
私はカッコつけてビブラートを入れ、
盛大に音を外しました。
まずはシンプルに真似ることが大切です。
イヤートレーニングが続かない人へ|挫折しないコツ
完璧を目指さない
耳は筋トレと同じです。
すぐには育ちません。
毎日1分でもOK
長時間より“毎日”の方が効果的です。
楽器の練習前にやる
耳が起きてから練習すると、上達が早いです。
イヤートレーニングは“音楽センス”ではなく“技術”です
「自分には音楽の才能がない」
昔の私は本気でそう思っていました。
でも違いました。
聞く練習をしていなかっただけでした。
耳は鍛えられます。
年齢も関係ありません。
実際、私は大人になってから始めました。
それでも変われました。
まとめ|耳が育つと、演奏はもっと楽しくなる
イヤートレーニングは地味です。
指の練習みたいに、
「速く弾けた!」という派手さはありません。
でも確実に、
演奏の土台
になります。
- 音程が安定する
- 上達が早くなる
- 音楽がもっと楽しくなる
これは本当に実感しています。
もし今、
「練習してるのに上手くならない」
と感じているなら、
ぜひ“耳”を鍛えてみてください。
音楽の世界が、少し違って聞こえてきます。
そしてその変化は、
きっとあなたの演奏にも現れます。