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【初心者向け】音楽演奏で心をつかむ「緊張感の作り方」|上手さより伝わる演奏へ

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【初心者向け】音楽演奏で心をつかむ「緊張感の作り方」|上手さより伝わる演奏へ

音楽を始めたばかりの頃、「どうすればうまく聴こえるのか」と悩む方は多いのではないでしょうか。私もまさにその一人でした。音は外していないのに、なぜか「のっぺりしている」と言われる。録音して聴いてみると、確かに面白くない。そんな壁にぶつかりました。

その原因の一つが「緊張感のなさ」でした。ここでいう緊張感とは、ガチガチに固まることではなく、「音楽にメリハリがある状態」のことです。

この記事では、音楽初心者の方でもすぐ実践できる「緊張感の作り方」を、私自身の失敗談とともに、わかりやすく解説します。専門用語はなるべく使わず、すぐに試せる内容にしていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。


なぜ初心者の演奏は「平坦」に聴こえるのか

まず最初に、多くの初心者がぶつかる問題についてお話しします。

私が初めて人前で演奏したときのことです。練習ではそこそこ弾けていたので、「これはいける!」と自信満々でステージに立ちました。しかし、演奏後の感想は…

「なんかずっと同じ感じだったね」

…ショックでした。

音は間違えていない。リズムも大きくズレていない。それなのに、なぜか印象に残らない。その原因は、「全部同じ強さ・同じ気持ちで弾いていた」ことでした。

つまり、

これでは、聴いている人の心は動きません。音楽は「変化」があって初めて面白くなるのです。


緊張感とは「差を作ること」

では、緊張感とは何でしょうか。

難しく考える必要はありません。シンプルに言うと、

「ゆるいところ」と「強いところ」の差

です。

例えば、ずっと大声で話している人がいたらどう感じるでしょうか?最初はインパクトがありますが、すぐに疲れてしまいますよね。

逆に、小さい声と大きい声を使い分ける人の方が、話に引き込まれます。

音楽も同じです。

この「差」を作ることが、緊張感の正体です。


【体験談】ずっと全力で吹き続けた結果…

ここで、私の恥ずかしい体験談を一つご紹介します。

昔、私は「とにかく大きい音が正義」だと思っていました。演奏中は常に全力。最初から最後までフルパワーです。

その結果どうなったかというと…

しかも録音を聴くと、全部同じように聞こえるのです。

まるでずっと「うおおおおおお!!」と叫んでいるような演奏でした。

そのとき先輩に言われた一言が、今でも忘れられません。

「全部強いってことは、全部弱いってことだよ」

この言葉で私は、「緊張感=差をつけること」だと気づきました。


初心者でもできる!緊張感の作り方5ステップ

①「ここは大事」と決める

まず最初にやるべきことは、「全部頑張る」のをやめることです。

曲の中で、

という場所を1〜2か所決めてください。

それ以外は、あえて力を抜きます。

これだけで、自然とメリハリが生まれます。

②小さい音を怖がらない

初心者ほど「小さい音=ダメ」と思いがちですが、それは逆です。

小さい音は「ため」です。

ためがあるから、次の音が生きます。

私も最初は怖くて小さくできませんでしたが、思い切って音を落とした瞬間、「あ、音楽っぽい!」と感じました。

③一瞬止まる勇気を持つ

ずっと流れ続ける音楽よりも、一瞬の「間」がある方がドキッとします。

例えば、次の音に入る前にほんの少し間を取るだけで、

「次どうなるの?」

という期待が生まれます。

この「間」こそが、緊張感を作る重要な要素です。

④強くする前に弱くする

盛り上げたいときは、いきなり強くするのではなく、

一度弱くする → そのあと強くする

という順番にすると効果的です。

これをやるだけで、同じ強さでも2倍くらい迫力が出ます。

⑤自分の演奏を録音して聴く

これは正直つらいですが、一番効果があります。

録音すると、

といった問題がはっきりわかります。

私は初めて録音を聴いたとき、「これは寝れるな」と思いました。それくらい平坦でした。

ですが、そこから改善が始まりました。


緊張感がある演奏になると何が変わるのか

緊張感を意識して演奏するようになると、驚くほど変化が出ます。

特に大きいのは、「ミスしても良く聴こえる」ことです。

以前の私は、1音ミスしただけで全てが台無しに感じていました。しかし、緊張感がある演奏になると、多少のミスは気にならなくなります。

それよりも「伝わるかどうか」が大事になってくるのです。


【失敗談】間を取りすぎて迷子になった話

ちなみに、緊張感を意識しすぎて失敗したこともあります。

「間が大事」と聞いて、やりすぎた結果…

自分がどこを演奏しているかわからなくなりました。

頭の中では「ここで間を…」と思っていたのに、気づいたら完全に迷子です。

観客は静かに見守ってくれていましたが、内心はパニックでした。

この経験から学んだのは、

「やりすぎないことも大事」

ということです。

緊張感は「ちょっとした差」で十分です。大げさにやる必要はありません。


初心者こそ「うまさ」より「伝わり方」を意識する

音楽を始めたばかりの頃は、どうしても「うまく演奏すること」に意識が向きがちです。

もちろんそれも大切ですが、それだけでは聴く人の心には届きません。

大事なのは、

「どう伝わるか」

です。

緊張感を作ることは、その第一歩です。

音に表情が生まれ、物語が生まれます。


まとめ|緊張感は才能ではなく「作れるもの」

最後に、この記事のポイントをまとめます。

そして何よりお伝えしたいのは、

緊張感はセンスではなく、意識すれば誰でも作れる

ということです。

私自身、最初はただの「全力マン」でしたが、少しずつ意識を変えることで、演奏がガラッと変わりました。

もし今、「なんか平坦だな」と感じているなら、それは伸びしろです。

ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてください。あなたの演奏が、より伝わるものになることを願っています。

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