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【初心者向け】古典的進行と現代進行の違いを体感で理解する|実際に演奏してわかった音楽の仕組み
「コード進行って何ですか?」
音楽を始めたばかりの頃、私はこの質問をされるたびに、内心ドキッとしていました。なぜなら、自分でもよくわかっていなかったからです。
本記事では、音楽を実際に演奏する初心者の方に向けて、「古典的進行」と「現代進行」の違いを、できる限りやさしい言葉で解説していきます。
専門用語はなるべく避け、私自身が初心者だった頃に実際にやらかした失敗談や、「あ、そういうことか!」と腑に落ちた体験を交えながら進めますので、肩の力を抜いて読んでみてください。
そもそもコード進行って何?初心者の頃の私の大きな勘違い
音楽を始めたばかりの頃、私はコード進行を「かっこいい和音の並び」くらいにしか思っていませんでした。
実際、最初にギターを持って友人とセッションしたとき、私はこんなことをやらかします。
「この曲、Cから始まるって聞いたから、ずっとC弾いとけばいいよね?」
そう言って、私は曲の最初から最後まで、ドヤ顔で同じ和音をジャーンと鳴らし続けました。
結果はどうなったか。
友人は途中で吹き出し、私は顔から火が出そうになりました。
このとき初めて、「あ、音楽って和音が動いてるんだ…」と、当たり前すぎる事実に気づいたのです。
この和音の流れこそが、いわゆるコード進行です。
古典的進行とは?安心感がある「帰ってくる音楽」
まずは「古典的進行」についてお話しします。
古典的進行とは、一言で言うと安心感が強い音楽の流れです。
たとえるなら、家の玄関を出て、近所をぐるっと散歩して、また同じ玄関に帰ってくる感じです。
初心者の頃の私は、この古典的進行を知らずに「なぜこの曲は気持ちいいのか?」が全くわかりませんでした。
ある日、ピアノ経験者の知人に言われた言葉が、今でも忘れられません。
「この曲、ちゃんと帰ってきてるでしょ」
「え?どこにですか?」と聞き返した私に、知人は笑いながら鍵盤を弾きました。
すると、不思議なことに、曲の終わりで『終わった!』と自然に感じるのです。
これが古典的進行の大きな特徴です。
- 始まりがはっきりしている
- 途中で少し寄り道する
- 最後はちゃんと落ち着く
童謡や昔からある歌、学校で習った曲に多いのは、この古典的進行です。
古典的進行を弾いて気づいた「初心者にやさしい理由」
私が最初にバンドでコピーした曲も、今思えばほぼ古典的進行でした。
当時の私は理由もわからず、「なんかこの曲、弾きやすいな」と感じていました。
後からわかったのですが、古典的進行には初心者にとって嬉しい特徴があります。
それは、次に何が来るか、なんとなく予想できることです。
実際、練習中にコードを一つ飛ばしてしまったときでも、耳が「あ、ここじゃない」と教えてくれました。
この「耳が助けてくれる感じ」は、初心者にとって本当に心強いです。
現代進行とは?迷子になるけどクセになる音楽
次に、現代進行についてお話しします。
現代進行を初めて体験したとき、私は正直こう思いました。
「これ、どこに向かってるの?」
「終わるの?終わらないの?」
例えるなら、初めて行く巨大ショッピングモールで、案内図を見ずに歩き回っている感覚です。
気づいたらおしゃれな店に入っていて、出たら全然違う場所にいる。
でも、なぜか楽しい。
現代進行の特徴は、必ずしも「帰らない」ことです。
終わった感じがしないまま、ふっと曲が終わることもあります。
現代進行を初めて弾いた日の大失敗エピソード
私が現代進行に初めて触れたのは、ちょっと背伸びして選んだおしゃれな曲でした。
譜面を見て、私は固まりました。
「え、これ…見たことない和音ばっかりじゃない?」
「しかも、さっき弾いたのと似てるのに、指が違う…」
案の定、練習中に完全に迷子になり、演奏が止まりました。
そのとき、隣で聴いていた友人が一言。
「それ、迷っていい曲だよ」
この言葉で、私は少し気が楽になりました。
現代進行は、予想を裏切ることで魅力が生まれる音楽なのです。
古典的進行と現代進行の違いを超シンプルにまとめる
ここまで読んで、「結局どう違うの?」と思っている方のために、超シンプルにまとめます。
- 古典的進行:始まりと終わりがわかりやすく、安心できる
- 現代進行:行き先が読めず、独特のおしゃれ感がある
どちらが正解、どちらが上という話ではありません。
料理で言えば、家庭料理と創作料理の違いのようなものです。
初心者はどちらから練習すべき?私のおすすめ
これは断言できます。
最初は古典的進行から触れてください。
理由はシンプルで、音楽の「流れ」を体で覚えやすいからです。
私自身、古典的進行をたくさん弾いたおかげで、現代進行に挑戦したときも、
「あ、今わざと外してるんだな」
「ここ、落ち着かせないんだな」
と感じられるようになりました。
まとめ:違いがわかると、演奏は何倍も楽しくなる
古典的進行と現代進行の違いがわかると、音楽の聴こえ方も、演奏の楽しさも大きく変わります。
昔の私は、「間違えないように弾く」ことばかり考えていました。
でも今は、「なぜこの流れなのか」を感じながら演奏できます。
それは、音楽が暗号の羅列から物語に変わった瞬間でした。
ぜひあなたも、安心して帰れる音楽と、迷子になる音楽の両方を体験してみてください。
きっと、演奏がもっと楽しくなります。