TRUNOSKE.COM

【初心者向け音楽入門】同じメロディなのに印象が変わる理由とは?演奏で音楽が生き物になる不思議

目次

【初心者向け音楽入門】同じメロディなのに印象が変わる理由とは?

音楽を実際に演奏し始めたばかりの初心者の方から、よくこんな質問を受けます。
「楽譜どおりに弾いているはずなのに、なぜか上手な人と同じに聞こえないんです」

実はこれ、とても大切な気づきです。
なぜなら同じメロディでも、演奏の仕方ひとつで印象はガラリと変わるからです。

この記事では、音楽をこれから実際に演奏する初心者の方へ向けて、
「同じメロディなのに違う音楽に聞こえる理由」を、専門用語をできるだけ使わず、私自身の失敗談や笑える体験談を交えながら、わかりやすく解説していきます。

読み終える頃には、「あ、音楽ってこういうことだったのか」と肩の力が抜けるはずです。


同じメロディなのに印象が変わるのはなぜ?初心者が最初につまずくポイント

初心者の頃、私は楽譜を「絶対の正解」だと思っていました。
ドレミが合っていれば合格、間違えたら不正解。まるで算数のテストです。

ところが、ある日先生にこう言われました。
「音は合っているけど、音楽になっていないね」

当時の私は内心こう思いました。
「え?ドレミ合ってますよ?音楽ってそれ以上何があるんですか?」

この瞬間こそが、多くの初心者がぶつかる最初の壁です。
音は合っているのに、印象が違う。この違いの正体を知らないままだと、音楽が一気に難しく感じてしまいます。


体験談:同じ曲を弾いたのに、なぜか「子守唄」と「行進曲」になった話

ここで、私の恥ずかしい体験談をひとつご紹介します。

音楽教室で、童謡のようなとても簡単なメロディを弾く課題が出たときのことです。
私は家で一生懸命練習し、「完璧だ!」と自信満々でレッスンに向かいました。

まず私が演奏しました。すると先生はニコニコしながら一言。
「うん、いいね。とても眠くなる音楽だね」

……褒められているのか、いないのか、よくわかりません。

次に先生が同じメロディを弾きました。
するとどうでしょう。さっきまでの子守唄のような曲が、なぜか元気いっぱいの行進曲に聞こえたのです。

楽譜は同じ。音の高さも同じ。
それなのに、印象はまるで別の曲でした。

このとき初めて、「あ、音楽ってドレミ以外の何かがあるんだ」と痛感しました。


理由① 音の長さが少し違うだけで、音楽の性格が変わる

同じメロディが違って聞こえる理由のひとつ目は、音の長さです。

初心者の頃の私は、音をすべて同じ長さで弾いていました。
極端に言えば、全部「ド・レ・ミ・ファ・ソ」と均等です。

するとどうなるか。
とても真面目で、ちょっと味気ない音楽になります。

一方、上手な人の演奏をよく聴くと、少しだけ長く伸ばす音や、さっと通り過ぎる音があります。
このほんの少しの違いが、音楽の表情を作っているのです。

私がこれを理解したのは、「語尾を全部同じ強さで話す人」を想像したときでした。
感情のないロボットのようになってしまいますよね。

音楽も同じで、音の長さに違いがあるからこそ、生き生きと聞こえるのです。


理由② 音の強さで「優しい」「元気」が決まる

二つ目の理由は、音の強さです。

初心者の私は、近所迷惑を恐れて、とにかく全部小さな音で弾いていました。
結果、どんな曲でも「遠慮がち」な印象になってしまったのです。

先生に言われました。
「この曲、もっと自信を持っていいよ」

音楽に自信って何だ?と思いながら、少しだけ強く弾いてみると、不思議なことに曲が明るく聞こえました。

逆に、全部を強く弾きすぎると、今度は怒っているような音楽になります。

同じメロディでも、音の強さを変えるだけで、
優しい曲にも、元気な曲にも、切ない曲にもなるのです。


理由③ 間(ま)があるだけで、音楽は急に大人っぽくなる

三つ目は、音と音の間です。

初心者の頃の私は、間が怖くて仕方ありませんでした。
止まると間違えた気がして、つい急いで次の音を出してしまいます。

ある日、先生がこう言いました。
「その沈黙も音楽だよ」

最初は意味がわかりませんでしたが、意識してほんの一瞬待ってみると、曲が急に落ち着いて聞こえました。

まるで、会話で一呼吸おくと、言葉に重みが出るのと同じです。

音が鳴っていない時間も、実は音楽の大事な一部なのです。


初心者が今日からできる!同じメロディを変える簡単練習法

ここまで読んで、「難しそう」と感じた方もいるかもしれません。
でも安心してください。特別な知識は必要ありません。

おすすめなのは、同じメロディをわざと別人になったつもりで弾くことです。

すると、不思議と音の長さや強さ、間が自然に変わってきます。

私はこれをやりすぎて、家族に「今日は何役やってるの?」と笑われましたが、効果は抜群でした。


まとめ:同じメロディが違う印象になるのは、音楽が生きている証拠

同じメロディなのに印象が変わる理由は、決して才能の差ではありません。

音の長さ、強さ、そして間。
ほんの少し意識を向けるだけで、音楽は表情を持ち始めます。

初心者のうちは、「正しく弾こう」とするだけで十分です。
そこに少しだけ「どんな気分で弾くか」を足してみてください。

音楽は、間違えない競技ではなく、気持ちを伝える遊びです。

同じメロディが違って聞こえたなら、それはあなたの演奏が一歩前に進んだ証拠です。
どうか肩の力を抜いて、音楽を楽しんでください。

モバイルバージョンを終了