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【初心者必見】メトロノームの正しい使い方|リズム感ゼロでも演奏が安定する練習法
楽器を始めたばかりの頃、「リズムが合わない」「なぜか曲がヨレる」と悩んだことはありませんか。私はあります。というか、ありすぎました。今回は、音楽初心者がつまずきやすいメトロノームの正しい使い方にフォーカスして、私自身の黒歴史も交えながらわかりやすく解説します。
メトロノームって何のために使うの?
メトロノームは、一定のテンポで「カチカチ」と音を出してくれる道具です。役割はとてもシンプルで、演奏のスピードを一定に保つことです。
初心者の頃の私は、「曲は感情で演奏するものだ!」と謎の情熱を燃やし、メトロノームを無視していました。その結果、盛り上がるところで猛スピード、難しいところで急ブレーキ。今思えば、聴く人に優しくない演奏でした。
初心者がやりがちなメトロノームの間違った使い方
まずは失敗例から紹介します。これはすべて過去の私です。
- 最初から速いテンポに設定する
- 音を聞くだけで合わせていない
- 合わなくなると止めてしまう
特に多いのが、「原曲と同じ速さで練習しないと意味がない」と思い込むことです。私もテンポを上げては撃沈し、「自分には才能がない」と落ち込んでいました。完全に勘違いでした。
メトロノームの正しい使い方① まずはゆっくりから
正しい使い方の基本は、驚くほどゆっくりなテンポから始めることです。遅すぎて眠くなるくらいがちょうどいいです。
私はある日、先生に「半分の速さでやってみましょう」と言われました。正直、「それ意味あります?」と思いましたが、やってみると音の並びが初めて理解できたのです。この瞬間、メトロノームへの見方が変わりました。
メトロノームの正しい使い方② カチに合わせる意識を持つ
メトロノームはBGMではありません。主役です。カチカチという音に自分の動きを合わせる意識が大切です。
私は以前、メトロノームを流しながら「たぶん合ってる」と思って弾いていました。しかし録音を聴くと、見事にズレていました。メトロノームは嘘をつきません。
メトロノームの正しい使い方③ 止まらずに続ける
ズレたときに止まらず、そのまま追いかけて戻る練習も重要です。演奏中にやり直しはできません。
私はズレるたびに止めていたので、実際の演奏では立て直せませんでした。メトロノームに置いていかれながらも必死に追いかける練習が、後で大きな助けになります。
メトロノーム練習で得られた意外な効果
正しく使えるようになると、リズム感だけでなく、演奏全体が安定します。「なんか上手くなった?」と言われることも増えました。実際は、速く弾けるようになったわけではなく、安定しただけなのですが、これが大きいのです。
まとめ:メトロノームは怖くない相棒です
メトロノームは初心者を苦しめる道具ではなく、助けてくれる相棒です。私のように長年避ける必要はありません。
ゆっくり始めて、しっかり合わせて、止まらず続ける。この3つを意識するだけで、演奏は確実に変わります。ぜひ今日の練習から、メトロノームを味方につけてみてください。