「曲を演奏してみたいけど、なんだか速すぎたり遅すぎたりして合わない…」
そんな経験、ありませんか?
私自身、楽器を始めたばかりの頃はテンポという存在を完全になめていました。
「だいたいこのくらい?」と感覚だけで弾いた結果、バンド仲間から
「今の、急に走ったよね?」
と優しくも鋭い一言をもらったのを今でも覚えています。
この記事では、音楽初心者がつまずきやすいテンポについて、
・人気曲のテンポ一覧
・ジャンルごとの傾向
・初心者が練習に使いやすいテンポ
を、できるだけわかりやすく解説していきます。
目次
テンポとは?初心者でもわかる超シンプルな説明
テンポとは、曲のスピードのことです。
足踏みや手拍子の速さをイメージすると分かりやすいでしょう。
速いテンポは走る感じ、
遅いテンポはゆったり歩く感じ。
楽器演奏では、このスピード感がズレると
「なんか下手に聞こえる」
という悲しい現象が起きます。
私も最初は、ゆっくりな曲なのに気合が入りすぎて
一人だけ全力疾走していました。
人気曲のテンポ一覧【初心者向け目安】
ここでは、初心者がよく耳にする人気ジャンルを中心に、
おおよそのテンポ感をまとめます。
※数字は気にしすぎず「速さの目安」として見てください。
バラード・ゆったり系(遅め)
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定番バラード曲
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テンポ感:かなりゆっくり
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特徴:焦るとズレやすい
👉 私はここで「遅い=簡単」と思い込み、
逆に待ちきれずに先走って撃沈しました。
ポップス・J-POP定番(中くらい)
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テレビやCMでよく流れる曲
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テンポ感:歩く〜軽く走るくらい
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特徴:一番演奏されることが多い
👉 実は初心者が一番練習しやすいゾーンです。
ロック・ダンス系(速め)
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盛り上がる曲
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テンポ感:小走り〜全力ダッシュ
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特徴:体は楽しいが手が追いつかない
👉 私はテンションだけ先に上がり、
指が置き去りになる事件を何度も起こしました。
テンポの傾向分析|初心者が知っておくべきポイント
実は人気曲の多くは「中くらいの速さ」
意外かもしれませんが、
多くのヒット曲は極端に速くも遅くもありません。
理由はシンプルで、
-
誰でも口ずさめる
-
体を自然に揺らしやすい
からです。
つまり、初心者は
中くらいのテンポを安定させるだけで上達が早くなる
というわけです。
遅い曲ほどズレが目立つ
これは私の黒歴史ですが、
ゆっくりな曲ほど「間」が怖くなります。
音が少ない分、
ズレるとものすごく目立つ。
初心者のうちは
「遅い曲=簡単」
と思わず、慎重に向き合うのがおすすめです。
初心者におすすめのテンポ練習法
① 手拍子でテンポを感じる
いきなり楽器を持たず、
手拍子だけで曲に合わせてみてください。
私も半信半疑でしたが、
これをやっただけで
「テンポが体に入る感覚」
が分かってきました。
② 歌いながらリズムを取る
歌える曲は最高の教材です。
歌いながら足踏みするだけでも、
テンポ感は確実に育ちます。
私は通勤中、
怪しまれない程度に足でリズムを取っています。
まとめ|テンポが分かると演奏は一気に楽しくなる
・テンポは曲のスピード
・人気曲は中くらいの速さが多い
・初心者はまず安定を目指す
・手拍子と歌が最強の練習法
テンポが分かるようになると、
「音を追いかける演奏」から
「音楽に乗る演奏」へ変わります。
かつて私のように
一人だけ暴走していた方も、
今日からは安心です。
まずは好きな人気曲のテンポを感じるところから、
一歩ずつ始めてみてください。