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はじめに|手と足が言うことを聞かないのは普通です
楽器を始めたばかりの頃、ほぼ全員がぶつかる壁があります。それが**「手足バラバラ問題」**です。
私自身、初めてリズム練習をしたとき、右手と左足がまるで仲違いした兄弟のように、まったく違う動きをし始めました。「今は右手!」「いや、足が先だ!」と、体の中で内紛が起きていたのを今でも覚えています。
ですが、最初に断言しておきます。
手足がバラバラになるのは才能の問題ではありません。
単に「慣れていないだけ」です。
この記事では、音楽を実際に演奏する初心者の方に向けて、手足バラバラリズム練習の考え方と、私の恥ずかしい失敗談を交えながら、楽しく続けられるコツをお伝えします。
手足バラバラリズム練習とは?初心者がつまずく理由
手足バラバラリズム練習とは、簡単に言えば「手と足で違う動きを同時にする練習」です。
言葉にすると簡単ですが、実際にやると一気に難しく感じます。
なぜかというと、普段の生活では、手と足を別々に動かすことがあまりないからです。歩くときも、箸を使うときも、だいたい体は一つの流れで動いています。そこに突然「手は一定、足は別の動き」と言われると、脳が軽くパニックを起こします。
私の場合、最初の練習で「手で一定のリズム、足で別のリズム」をやった瞬間、なぜか両方とも止まりました。フリーズです。音楽というより、考え事をして固まった人でした。
私の黒歴史|練習しているつもりが変な踊りに
ここで一つ、私の体験談を紹介します。
自宅で手足バラバラ練習をしていたときの話です。
手で机を叩き、足で床を踏む。最初は順調でした。ところが、少し複雑にした途端、リズムが崩壊。
気づけば手は速くなり、足は遅れ、体はなぜか左右に揺れ始めていました。
家族に「何その踊り?」と言われた瞬間、私は悟りました。
あ、今めちゃくちゃになってるなと。
ですが、後から録音を聴き返すと、意外なことに「少しだけ形になっている部分」もあったのです。完璧ではなくても、脳と体はちゃんと挑戦していました。この経験で、「失敗している時間こそ練習なんだ」と考え方が変わりました。
初心者向け|手足バラバラリズム練習のコツ3つ
① とにかくゆっくり始める
初心者がやりがちなのが、最初から普通の速さでやろうとすることです。
これはほぼ確実に失敗します。私も失敗しました。
最初は「これ遅すぎない?」と思うくらいでちょうどいいです。
ゆっくりなら、頭で「今は手」「次は足」と整理できます。速さは後から自然についてきます。
② 声に出して数える
黙ってやるより、声に出したほうが圧倒的に安定します。
私も最初は恥ずかしくて小声でしたが、誰もいないときは普通に声を出していました。
「いち、に、さん、よん」と言いながら動くと、迷子になりにくくなります。
声は、手足の迷子防止タグのようなものです。
③ できない自分を笑う
これが一番大事かもしれません。
手足がぐちゃぐちゃになると、つい落ち込みがちです。でも、そこでやめると何も残りません。
私は、あまりに変な動きになったとき、「今のは芸術点高いな」と自分でツッコミを入れていました。
笑えると、続けられます。続けると、いつの間にかできるようになります。
手足バラバラができるようになると何が変わる?
手足バラバラリズムが少しずつできるようになると、演奏が一気に楽になります。
リズムに余裕が出て、音を出すこと自体を楽しめるようになります。
私自身、「あ、今ちゃんと音楽してるな」と感じたのは、この壁を超えたあたりでした。完璧ではなくても、体が勝手に動いてくれる感覚が生まれます。
まとめ|手足がバラバラでも音楽は続けられます
手足バラバラリズム練習は、初心者にとって避けて通れない道です。
ですが、焦らず、ゆっくり、失敗を笑いながら続ければ、必ず前に進めます。
最初は私のように「謎の踊り」になるかもしれません。それでも大丈夫です。
その時間すべてが、音楽に近づくための大事な一歩です。
ぜひ今日から、手と足のケンカを少しずつ仲直りさせてあげてください。音楽は、思っているよりずっと優しく待ってくれています。