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【初心者向け】II-V-I進行とは?演奏が一気に楽しくなる魔法のコード進行を実体験で解説
音楽を始めたばかりの頃、「コード進行」という言葉を聞いただけで、なんだか急に頭が痛くなった経験はありませんか。私はあります。というか、ありました。譜面を見ながら「ド・ミ・ソ!」と必死に指を動かしていた頃、先生や先輩ミュージシャンが口をそろえて言うのです。
「ここ、II-V-Iだね」
……いやいや、今なにか重要な呪文を唱えましたか?という気持ちでした。そんな私が、今では「II-V-I進行って本当に便利だなあ」と思いながら演奏できるようになったのですから、人間わからないものです。
この記事では、音楽を実際に演奏する初心者の方に向けて、「II-V-I進行とは何か?」を、できるだけ難しい言葉を使わず、実体験を交えながら、ですます体でわかりやすく解説していきます。
読み終わるころには、「II-V-I進行?なんだ、そういうことか」と肩の力が抜けているはずです。
II-V-I進行とは?ざっくり言うと「帰ってくる道」です
まず結論からお話しします。II-V-I進行とは、音楽が自然に「落ち着く場所」に戻ってくる流れのことです。
専門書を開くと、数字やアルファベットがズラズラ出てきますが、ここでは難しい説明はいったん置いておきます。初心者の方にとって大切なのは、「理屈」よりも「感覚」です。
私が最初にII-V-I進行を理解できた瞬間は、先生がこんなことを言ったときでした。
「家を出て、寄り道して、最終的に家に帰る感じ」
この一言で、頭の中の霧が少し晴れました。II-V-I進行は、
- 少し外に出る
- 帰りたくなる
- 安心する場所に戻る
この流れを音で表しているだけなのです。
初心者がつまずく理由:数字が出てきた瞬間に脳が停止する
II-V-I進行という名前、正直に言って初心者に優しくありません。ローマ数字が並んだ時点で、「うっ……」となります。
私も最初はそうでした。楽器ケースを開ける前に、すでに心が閉じていました。
ですが、この数字は「難しい計算」を意味しているわけではありません。ただ単に、音の並び順を番号で呼んでいるだけなのです。
ドレミファソラシド。この並びを、
- ド=1番目
- レ=2番目
- ミ=3番目
というように数えているだけです。つまり、
- II(2番目)
- V(5番目)
- I(1番目)
この順番で音を使います、という意味なのです。
これを知ったとき、私は心の中で小さくガッツポーズをしました。「なんだ、ただの順番じゃないか」と。
実体験:II-V-I進行を知らずに即興演奏で大事故を起こした話
ここで、私の黒歴史をひとつお話しします。
音楽を始めてしばらくした頃、「即興で自由に演奏してみよう」という場面がありました。私は内心ワクワクしながら、適当に音を並べて吹いたり弾いたりしていたのですが、途中から様子がおかしくなりました。
周りの演奏はどんどん気持ちよく進んでいるのに、私の音だけが迷子です。
「あれ?終わらない…」
「どこに向かっているのかわからない…」
結果、最後は自分でもよくわからない音で強引に終わりました。空気は微妙。拍手は優しさ100%。
あとで先生に言われた一言が忘れられません。
「II-V-Iを意識すると、ちゃんと帰れるよ」
そのとき初めて、「音楽には帰り道がある」という感覚を知りました。
II-V-I進行がよく使われる理由:とにかく気持ちいいから
II-V-I進行がさまざまな音楽で使われている理由は、とてもシンプルです。
気持ちいいからです。
人は、緊張してから解放されると、自然と安心します。II-V-I進行は、まさにこの流れを音で表現しています。
少し落ち着かない感じ → 「そろそろ終わりそう」という予感 → 安心
この流れがあるから、聴いている人も、演奏している人も「ああ、終わった」と自然に感じられるのです。
初心者におすすめのII-V-I進行の練習方法
ここからは、私が実際にやって効果があった練習方法をご紹介します。
① まずは「流れ」だけを感じる
最初から完璧に弾こうとしなくて大丈夫です。音を外しても構いません。
「今は出発」「今は帰り道」「今は到着」
この3つを感じながら音を出すだけで、II-V-I進行の理解は一気に進みます。
② 好きな曲の中で探してみる
II-V-I進行は、驚くほどたくさんの曲に入っています。
私も最初は、「本当に?」と疑っていましたが、好きな曲をよく聴いてみると、「あ、ここ帰ってきた感じがする」という場所が必ず見つかります。
それがII-V-I進行です。
③ 上手く弾こうとしない
これが一番大事です。私自身、ここで何度も失敗しました。
上手くやろうとすると、頭が固まります。II-V-I進行は、理屈よりも「感覚」が先です。
II-V-I進行がわかると音楽が急に楽しくなる理由
II-V-I進行がわかるようになると、音楽が「暗号」から「会話」に変わります。
今までは、譜面に書いてある通りに必死で追いかけていたのが、「あ、ここは帰るところだな」と余裕を持って演奏できるようになります。
私自身、II-V-I進行を理解してから、
- 演奏中に迷子にならなくなった
- 人と一緒に演奏するのが楽しくなった
- 音楽を聴くのも面白くなった
という変化がありました。
まとめ:II-V-I進行は怖くない、むしろ心強い味方
II-V-I進行と聞くと、難しそうに感じるかもしれません。しかし実際は、音楽を「安心して終わらせてくれる」とても優しい存在です。
私も最初は意味がわからず、即興演奏で盛大に迷子になりました。それでも、少しずつ感覚をつかむことで、演奏が驚くほど楽になりました。
もし今、「音楽が難しい」「自由に弾けない」と感じているなら、ぜひII-V-I進行を意識してみてください。
きっと、音楽の中に「帰れる場所」が見つかるはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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