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【初心者向け音楽理論】IV→V→iiiが気持ちいい理由とは?実際に弾いてわかったコード進行の秘密
「なんだかこの流れ、めちゃくちゃ気持ちいい…」
音楽を始めたばかりの頃、楽器をポロンと弾いていて、理由はわからないけれど「これ好きだな」と感じる瞬間はありませんか?私がまさにそうだったのが、今回のテーマであるIV→V→iiiというコードの流れでした。
専門書を読むと難しい言葉が並びがちですが、この記事では実際に演奏する初心者の目線で、「なぜこの流れが気持ちいいのか?」をできるだけやさしい言葉でお話ししていきます。
これから楽器を始める方、始めたばかりで「理論が苦手…」と感じている方でも、そのまま読んで使える内容になっていますので、安心して読み進めてください。
なぜ「IV→V→iii」が初心者でも気持ちよく感じるのか
まず結論から言います。
IV→V→iiiが気持ちいい理由は、「行き先が見えそうで見えない」からです。
音楽というのは、不思議なもので「次に何が来るか」を無意識に予想しながら聴いています。予想通りすぎてもつまらないし、外れすぎると不安になります。そのちょうど真ん中を突いてくるのが、この流れなのです。
私が初めてこの流れを体感したのは、ピアノを始めて数か月経った頃でした。まだ楽譜もろくに読めず、「とりあえず押さえて鳴らす」レベルです。
ある日、ネットで見つけた簡単なコード進行を適当に弾いていました。
「ドーン、ドーン…あ、これいいじゃん」
気づけば同じ進行を何度もループして弾いていたのです。それがまさにIV→V→iiiでした。
そもそもIVとかVとかiiiって何?
ここで一旦、「IV→V→iiiって何?」という疑問にお答えします。
とはいえ、難しい説明はしません。
超ざっくり言うと、曲の中で使われる「和音の役割の順番」です。
たとえば、家に例えてみましょう。
- I:自分の家(落ち着く場所)
- IV:ちょっと散歩に出た場所
- V:そろそろ家に帰りたくなる交差点
- iii:あれ?友達の家に寄った?みたいな場所
IV→Vと進むと、「あ、家に帰る流れかな?」と感じます。でも、そこでいきなり家(I)に戻らず、iiiに行く。
この「予想を少しだけ裏切る感じ」が、気持ちよさの正体なのです。
初心者がハマりやすい「安心感」と「ズラし」のバランス
音楽初心者の頃は、正直に言って「変な音」が怖いです。
私も最初は、間違った和音を鳴らすたびに
「あ、今のダメだ…」
と、ひとりで冷や汗をかいていました。
IV→V→iiiは、その点とても優しい進行です。
なぜなら、最初のIV→Vがとても安心できる流れだからです。
そこから少しだけズラす。
ズラすけれど、完全には外さない。
この「安全運転だけどちょっと冒険してる感じ」が、初心者の耳にも心地よく響きます。
実体験:なぜか弾く手が止まらなくなった話
ここで、私自身のちょっと恥ずかしい体験談をお話しします。
ある休日、家族が出かけていて、私は一人でピアノの前に座っていました。
「今日は30分だけ練習しよう」
そう思って弾き始めたのですが、気づけば1時間、2時間と時間が溶けていきました。
理由は単純で、IV→V→iiiの流れがやめ時を失わせるからです。
Vのあとにiiiが来ると、「まだ終わらない感じ」がするのです。
終わらないから、もう一回弾く。
もう一回弾くから、また同じ気持ちよさを味わえる。
結果として、私はその日、同じ進行を何十回も弾き続けていました。
家族が帰ってきたとき、
「さっきからずっと同じ音じゃない?」
と言われて初めて我に返ったほどです。
IV→V→iiiは「物語が続く感じ」を作れる
この進行のもう一つの魅力は、物語が途中で終わらない感じです。
IV→V→Iだと、「はい、終わり!」という印象になります。
でもiiiに行くと、
「え?この先どうなるの?」
という余韻が残ります。
これは、曲作りやアドリブを始めたばかりの初心者にとって、非常にありがたいポイントです。
なぜなら、
「次どうしよう…」と悩む時間を減らしてくれるからです。
とりあえずこの流れを入れておけば、音楽が自然につながっていきます。
難しい理論を知らなくても使えるのが最大の魅力
正直に言います。
私はこの進行を「理論的に理解」する前に、「体で覚えた」タイプです。
あとから本を読んで、
「ああ、だから気持ちよかったのか」
と納得しました。
つまり、知らなくても使えるのです。
楽器初心者のうちは、「理解してから弾かなきゃ」と思いがちですが、逆でもまったく問題ありません。
むしろ、先に気持ちよさを知ってしまったほうが、音楽は続きます。
初心者におすすめの練習方法
最後に、私が実際にやって効果があった練習方法をご紹介します。
- まずはゆっくり弾く
- リズムは一定でOK
- 音の響きに集中する
- 「次に行きたい感じ」を味わう
正確さよりも、気持ちよさを感じることを優先してください。
間違えても大丈夫です。私なんて、最初は指がもつれて別の音を鳴らしまくっていました。
それでも、IV→V→iiiの流れだけは、不思議と破綻しにくいのです。
まとめ:気持ちいい理由は「人の心」にある
IV→V→iiiが気持ちいい理由を一言でまとめるなら、
人の期待と好奇心を同時にくすぐるから
です。
安心させて、少しだけ外す。
終わりそうで終わらない。
この絶妙なバランスが、初心者の耳にも、演奏する手にも、自然に馴染みます。
もし今、「音楽って楽しいけど、よくわからない」と感じているなら、ぜひ一度この流れをじっくり弾いてみてください。
きっと私と同じように、気づいたら時間が溶けているはずです。
それこそが、音楽にハマり始めたサインなのです。

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