音楽を演奏し始めたばかりの頃、「なんだかリズムが合わない」「気づくと速くなったり遅くなったりする」と悩んだ経験はありませんか。
実はその原因、**指や技術ではなく「呼吸」**にあるかもしれません。
この記事では、**音楽初心者が見落としがちな「呼吸がリズムに与える効果」**について、筆者自身のちょっと恥ずかしい体験談を交えながら、できるだけわかりやすく解説していきます。
難しい言葉は使いませんので、気楽に読んでください。
目次
なぜ呼吸がリズムに関係するのか?
結論から言うと、人間のリズム感は呼吸と強く結びついているからです。
私たちは普段、無意識のうちに
「吸う → 吐く」
という一定の流れで呼吸しています。この流れは、歩くテンポや話すスピードにも影響しています。
音楽を演奏するときも同じで、呼吸が乱れると、リズムも一緒に乱れます。
逆に言えば、呼吸が安定すると、演奏のリズムも自然と安定するのです。
【体験談】緊張で息が止まり、リズムが崩壊した話
ここで、筆者自身の黒歴史をひとつ。
初心者の頃、初めて人前で演奏する機会がありました。
本番直前、緊張しすぎて「失敗したらどうしよう」と考え続けた結果、気づいたら息をほとんどしていなかったのです。
いざ演奏が始まると、
-
いつもより速くなる
-
手がガチガチに固まる
-
なぜか曲の途中で迷子になる
今思えば完全にパニック状態でした。
演奏後、録音を聴いてみると「え、これ別の曲?」と思うほどリズムが崩れていました。
後から先生に言われた一言が衝撃でした。
「君、息してなかったでしょ?」
息を止めると、なぜ演奏はうまくいかないのか?
呼吸を止めると、体は一気に緊張します。
肩が上がり、腕がこわばり、動きが小さくなります。
その状態で演奏すると、
-
音が硬くなる
-
テンポが不安定になる
-
ミスが増える
という悪循環に入ります。
特に初心者のうちは、「間違えないように」と思うほど息を止めがちです。
しかし、リズムに一番必要なのは正確さよりも落ち着きなのです。
呼吸を意識するとリズムが整う理由
呼吸をゆっくり行うと、自然と体の動きも大きくなります。
すると、音の出るタイミングが安定し、「ノリ」が生まれます。
筆者が練習中に意識したのは、とてもシンプルなことです。
-
演奏前に一度、大きく息を吐く
-
フレーズの始まりで息を吸う
-
音を出すときに、ゆっくり吐く
これだけで、「あれ?なんか弾きやすいぞ?」という感覚が出てきました。
初心者におすすめ!呼吸を使った簡単リズム練習
楽器を持たなくてもできる練習があります。
-
椅子に座る
-
ゆっくり4つ数えながら息を吸う
-
次の4つで息を吐く
-
吐きながら、足で軽くリズムを取る
これを1〜2分やるだけで、体が落ち着いてきます。
筆者はこれをやらずに練習を始めると、高確率でテンポが暴走します。
もはや「呼吸しないと演奏できない体」になりました。
呼吸は「見えないメトロノーム」
初心者の方は、機械のテンポに合わせるのが難しいと感じることも多いでしょう。
そんなときこそ、自分の呼吸をメトロノーム代わりにするのがおすすめです。
機械のカチカチ音よりも、体の内側のリズムのほうが、実は長く使えます。
呼吸が整えば、多少テンポが変わっても崩れにくくなります。
まとめ:まずは「正しく弾く」より「ちゃんと息をする」
音楽初心者にとって、技術や知識はもちろん大切です。
しかし、それ以前に忘れてはいけないのが呼吸です。
-
緊張したら、まず息を吐く
-
リズムが乱れたら、呼吸を感じる
-
演奏は「体ごと」やるもの
これを意識するだけで、演奏は驚くほど安定します。
もし最近「なんだかうまくいかないな」と感じているなら、
一度、深呼吸してから音を出してみてください。
きっと音楽が、少し優しく感じられるはずです。

コメント