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はじめに:メロディが急に飛ぶと「うっ」となる理由
楽器を始めたばかり、または歌い始めたばかりの方から、こんな声をよく聞きます。
「この曲、途中で急に音が飛んで難しいです」
「なめらかに弾いているつもりなのに、そこだけ失敗します」
その正体こそが、今回のテーマである**メロディの“跳躍(ちょうやく)”**です。
名前だけ聞くと難しそうですが、実はとても身近な存在です。この記事では、初心者の方がつまずきやすいメロディの跳躍について、専門用語をなるべく使わず、体験談も交えながらわかりやすく解説していきます。
メロディの「跳躍」とは?初心者向けに簡単に説明
メロディの跳躍とは、音が階段状ではなく、一気に飛ぶ動きのことです。
たとえば、
・ド → レ → ミ → ファ(これはなめらか)
・ド → ソ(これはジャンプ)
このように、間の音を飛ばして一気に移動するのが跳躍です。
初心者の方が「急に難しく感じる」「音程が合わない」と感じるポイントの多くは、実はこの跳躍が原因です。
なぜメロディの跳躍は難しく感じるのか?
理由はとてもシンプルです。
① 予測しづらい
音が少しずつ上がる場合、次の音をなんとなく予想できます。
しかし跳躍は、次の音が遠い場所にあるため、頭と体の準備が追いつきません。
② 指や声が迷う
私がギター初心者だった頃の話です。
「簡単な曲だな」と思って弾いていたら、サビでいきなり音が跳ね上がりました。
その瞬間、左手がフリーズ。右手だけが空を切り、変な音が鳴りました。
歌でも同じで、跳躍の部分になると声が裏返ったり、狙いすぎて力んだりします。
③ 無意識に怖がってしまう
人は「失敗した経験がある場所」を覚えています。
一度失敗すると、その跳躍が近づくだけで体が固まるのです。
これは才能の問題ではなく、誰でも通る道です。
メロディの跳躍は悪者ではありません
ここで大事なことをお伝えします。
跳躍そのものは、音楽を面白くするスパイスです。
もしメロディがずっとなだらかだったら、正直かなり地味です。
跳躍があるからこそ、
・サビが印象に残る
・感情が一気に開く
・「この曲いいな」と感じる
という効果が生まれます。
つまり、跳躍は「敵」ではなく、「主役級の存在」なのです。
初心者がメロディの跳躍を克服するコツ
コツ① 跳躍部分だけ切り取って練習する
曲を最初から最後まで通す必要はありません。
むしろ、跳躍している2音だけを何度も確認してください。
私は昔、跳躍部分だけを10分以上繰り返していました。
全体練習を1回するより、その方が圧倒的に早く上達します。
コツ② 音と音の「距離」をイメージする
「高い」「低い」ではなく、
どれくらい離れているかを感じるのがポイントです。
エレベーターで2階に行くのか、10階に行くのか。
その違いを意識するだけで、体の準備が変わります。
コツ③ 思い切って飛ぶ
中途半端が一番失敗します。
跳躍は、思い切りが命です。
私自身、恐る恐る弾いていた頃はミスだらけでした。
「もう失敗してもいいや」と思って大きく飛んだら、逆に成功率が上がったのです。
メロディの跳躍に慣れると音楽が楽しくなる
跳躍が怖くなくなると、こんな変化が起こります。
・曲の構造が見えてくる
・サビが気持ちよく演奏できる
・表現に余裕が生まれる
そして何より、
「音楽をやってる感」が一気に増します。
初心者の頃は、跳躍があるたびにため息をついていましたが、
今では「お、来た来た」と少しワクワクします。
まとめ:メロディの跳躍は成長のチャンス
メロディの跳躍は、初心者にとって最初の壁です。
しかしそれは、確実に超えられる壁でもあります。
・正体を知る
・怖がらずに分解する
・思い切って飛ぶ
この3つを意識するだけで、跳躍はあなたの味方になります。
ぜひ次に曲を練習するとき、
「あ、ここが跳躍だな」と気づくところから始めてみてください。
その瞬間、音楽が一段階、面白くなるはずです。

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