音楽を始めたばかりの頃、「リズムが合わない」「頭では分かっているのに体がついてこない」と悩んだ経験はありませんか。
実はそれ、才能の問題ではなく脳の使い方が大きく関係しています。
この記事では、**音楽初心者が知っておくとラクになる「リズムと脳科学の関係」**を、筆者自身の失敗談を交えながら、できるだけ分かりやすく解説していきます。
目次
リズムは「耳」よりも「脳」で感じている
初心者の方は「リズムは耳で聴いて合わせるもの」と思いがちです。
しかし実際は、リズムを感じ取っている中心は脳です。
一定のテンポを聴くと、脳は自然と「次はここで音が来るな」と予測します。
この予測がうまく働くほど、リズムは安定します。
私が初心者の頃、メトロノームを必死に聴きながら演奏していたのですが、なぜか毎回ズレていました。
「ちゃんと音は聴こえているのに、なんで?」と不思議だったのですが、今思えば脳が追いついていなかったのです。
体を動かすとリズムが安定する理由
「リズム練習では体を使いましょう」とよく言われますよね。
これにも脳科学的な理由があります。
手拍子、足踏み、首を揺らすなどの動きは、脳の中で音と動きを結びつける働きを助けます。
その結果、リズムが「考えるもの」から「感じるもの」に変わっていきます。
私自身、棒立ちで練習していた頃はテンポがバラバラでしたが、足で軽く拍を取り始めた途端、驚くほど安定しました。
しかも無意識にです。
「体を動かす=集中していない」と思っていた昔の自分に、今なら全力でツッコミを入れたいです。
リズムがズレるのは脳がサボっているだけ
初心者の方が安心してほしいのは、リズムがズレるのはよくあることだという点です。
これは失敗ではなく、脳がまだ慣れていないだけです。
脳は新しいことを覚えるとき、最初はエネルギーを使いたくないのでサボります。
そのため、テンポが速くなったり遅くなったりします。
私も最初は、ゆっくりな曲なのに途中で勝手に速くなり、最終的には別の曲になっていました。
今思うと、脳が「この間、暇だな」と勝手に判断していたのでしょう。
繰り返すほど脳はリズムを覚える
良いニュースがあります。
脳は繰り返しにとても強いです。
同じテンポ、同じリズムを何度も体験すると、脳は「これは重要だ」と判断し、自然に予測できるようになります。
その結果、意識しなくてもリズムが安定します。
ポイントは「完璧にやろうとしないこと」です。
多少ズレても止まらず、続けることの方が脳には効果的です。
私も録音を聴き返して落ち込むことがありましたが、ある日突然「あれ?今日は合ってる」と感じる瞬間が来ました。
あれは間違いなく、脳が覚えてくれた瞬間でした。
初心者が今日からできる脳に優しい練習法
最後に、初心者の方におすすめの練習法をまとめます。
・足で軽く拍を取りながら演奏する
・手拍子だけでリズム練習をする
・短い時間でも毎日触れる
・ズレても止まらない
これらはすべて、脳の働きを助ける方法です。
まとめ:リズムは才能ではなく脳の慣れ
リズム感は生まれつきのものではありません。
脳がどれだけリズムに慣れているかで決まります。
うまくいかない日は、「自分はダメだ」と思うのではなく、「脳が学習中なんだな」と考えてみてください。
そう思えるだけで、練習はぐっと楽になります。
リズムと仲良くなる第一歩は、脳を味方につけることです。
焦らず、楽しみながら続けていきましょう。

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