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【初心者向け】3拍子の魅力とは?ワルツが優雅に感じる理由を演奏体験からやさしく解説
音楽を実際に演奏しはじめたばかりの頃、「3拍子ってなんだか難しそう」「4拍子のほうが分かりやすい」と感じたことはありませんか。正直に言うと、私もその一人でした。ですが、ある日ワルツを演奏した体験をきっかけに、3拍子の印象が180度変わったのです。本記事では、3拍子の魅力と、なぜワルツが優雅に感じるのかを、初心者の方にも分かる言葉でお伝えします。
3拍子ってなに?数えるだけでつまずいた初心者時代
3拍子は「1・2・3」「1・2・3」と繰り返されるリズムです。言葉にすると簡単なのですが、私が楽器を始めたばかりの頃は、これがなかなか体に入ってきませんでした。4拍子の「1・2・3・4」は歩くリズムに近くて自然なのに、3拍子はどこかフワッとしていて、数えているうちに迷子になるのです。
レッスン中、先生に「はい、ワルツだから3つで数えて」と言われ、真顔で「今、何拍目ですか?」と聞き返したことがあります。今思えば恥ずかしいですが、初心者あるあるではないでしょうか。
ワルツが優雅に感じる理由は「1拍目」にあった
3拍子のワルツが優雅に感じる一番の理由は、最初の「1」が少し強く感じられるところにあります。「1」で足を踏み出して、「2・3」でくるっと回る。まるでダンスをしているような感覚です。
私は初めてワルツを弾いたとき、なぜか背筋を伸ばしたくなりました。家のリビングで練習していただけなのに、気分はすっかり舞踏会。猫に見られていたのが唯一の現実でしたが、それでも音楽が空間の雰囲気を変える力を感じた瞬間でした。
3拍子は「揺れ」が気持ちいいリズム
4拍子が「トントン」とまっすぐ進むリズムだとしたら、3拍子は「ゆら〜り、ゆら〜り」と揺れるイメージです。この揺れが、優雅さや柔らかさを生み出します。
演奏するときは、カチカチに数を追うよりも、体を少し揺らしてみるのがおすすめです。私は最初、真面目に数えすぎてロボットのような演奏になっていましたが、思い切って肩を左右に揺らしたら、急にワルツらしくなりました。ご近所さんに見られていないことを祈るばかりでした。
初心者でも3拍子を楽しむコツ
3拍子を楽しむためのコツは、とてもシンプルです。
- 「1」を少し大事にする
- 体を軽く揺らしながら演奏する
- 完璧に数えようとしすぎない
これだけで、演奏の雰囲気がぐっと変わります。私自身、「間違えたらどうしよう」と思っていた頃よりも、「気持ちよく揺れよう」と考えるようになってから、3拍子が一気に好きになりました。
3拍子を知ると音楽がもっと好きになる
3拍子のワルツは、初心者にとって少しとっつきにくい存在かもしれません。ですが、その揺れや流れを感じられるようになると、音楽の世界がぐっと広がります。
私にとって3拍子は、「難しいリズム」から「優雅なごほうび」に変わりました。演奏しながら自然と笑顔になれるリズム、それが3拍子の最大の魅力です。
これから楽器を続けていく中で、ぜひワルツに挑戦してみてください。数えることよりも、揺れることを大切に。きっと、音楽を演奏する楽しさが一段と深まるはずです。

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