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【初心者向け】メロディはどうやって生まれる?音楽を実際に演奏する人のためのやさしいメロディ作り入門
楽器を始めたばかりの頃、誰もが一度はこう思います。
「メロディって、いったいどうやって作られているんだろう?」
私はギターを始めた当初、鼻歌で浮かんだフレーズを楽器で再現しようとして、見事に迷子になりました。ドレミを適当に探し、気づけば全然違う曲になっている。なのにプロが作るメロディは、なぜか自然で耳に残る。この違いは何なのか――。
この記事では、音楽を実際に演奏する初心者の方に向けて、「メロディはどのように作られるのか?」をテーマに、専門用語をできるだけ使わず、体験談を交えながらやさしく解説していきます。作曲経験ゼロでも大丈夫です。
メロディとは「音の並び」以上のもの
メロディというと、「ドレミファソラシドの並び」と思われがちですが、実際はもう少し人間くさいものです。
私が最初に作った(つもりの)メロディは、ドからドまでを順番に弾いただけのものでした。本人は感動していましたが、友人からは「音階練習?」と一言。ここで気づいたのは、メロディは単なる音の羅列ではなく、「気持ちの流れ」だということです。
メロディは、話し言葉に似ています。ずっと同じ高さで話す人はいませんよね。大事なところで声が上がったり、語尾が下がったりします。それと同じで、メロディにも山と谷があります。
メロディ作りは「歌うこと」から始まる
初心者の方にまずおすすめしたいのは、楽器を置いて歌うことです。
私はある日、ギターを持たずにシャワーを浴びていたとき、変な鼻歌を歌っていました。「あ、これいいかも」と思い、慌てて録音。しかし後で聴くと、完全に演歌調。若さゆえの黒歴史です。
それでも、この経験で分かったのは、メロディの多くは頭の中や口から自然に生まれるということです。指で考えようとすると難しくなりますが、歌うと意外とスムーズに出てきます。
上手に歌う必要はありません。音程が外れても構いません。「なんとなく気持ちいい流れ」を探すことが大切です。
覚えやすいメロディには共通点がある
テレビCMやアニメの主題歌を思い出してみてください。一度聴いただけで口ずさめる曲が多いはずです。
実は、覚えやすいメロディにはいくつかの共通点があります。
- 音が急に飛びすぎない
- 同じフレーズが少し形を変えて繰り返される
- 最後に「落ち着く場所」に戻ってくる
私は昔、かっこよくしようとして音を飛ばしまくったメロディを作りました。自分でも歌えず、当然誰も覚えてくれませんでした。「歌えないメロディは、だいたい失敗作」これは今でも自分への戒めです。
メロディは「制限」があるから生まれる
意外に思われるかもしれませんが、何でも自由に使える状態は、初心者にとって一番難しい状況です。
私が上達のきっかけになったのは、「今日はこの5つの音だけでメロディを作る」と決めたことでした。すると不思議なことに、迷いが減り、自然な流れが生まれました。
選択肢が多すぎると、人は動けなくなります。使う音を少しだけ絞ることで、メロディの形が見えやすくなります。
リズムを変えるだけでメロディは生き返る
同じ音でも、並べ方やタイミングを変えるだけで印象は大きく変わります。
私は以前、同じ音を使った2つのメロディを弾き比べてみました。一つはダラダラ、もう一つは少し間を空けて弾いたもの。後者の方が圧倒的に「曲っぽい」。
メロディは「どの音を使うか」だけでなく、「いつ鳴らすか」も重要です。初心者のうちは、音数を減らして間を意識するだけでも、ぐっと良くなります。
失敗メロディこそ最高の練習素材
正直に言うと、私のパソコンには「使えないメロディ集」というフォルダがあります。聴くと恥ずかしくて悶絶します。
でも、その中には「惜しい」フレーズもたくさんあります。少し音を変えたり、順番を入れ替えたりするだけで、ちゃんとしたメロディになることもあります。
最初から完璧を目指さず、「とりあえず作る」。これがメロディ作り最大のコツです。
初心者でも今日からできるメロディ作りの第一歩
最後に、今日からできるシンプルな方法をまとめます。
- 楽器を持たずに鼻歌を歌ってみる
- 使う音を少しだけに絞る
- 歌えないメロディは無理に続けない
- 失敗を保存して後で見直す
メロディ作りは特別な才能ではありません。私自身、センスがあるとは今でも思っていません。それでも、続けているうちに「それっぽい」ものは必ず作れるようになります。
音楽を演奏する楽しさは、誰かの曲を弾くだけでなく、自分の中から音が生まれる瞬間にもあります。ぜひ気軽な気持ちで、メロディ作りに挑戦してみてください。

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